CULTURE
メンバーインタビュー|開発本部 前原 剛哉「責任ある開発」で、お客様に高品質なプロダクトを提供する
プロフィール
前原 剛哉(Maehara Masaya)
開発本部 開発部
日系の大手コンサルティングファームにて、システム開発エンジニアとして従事。2024年にゼロボードに入社。現在は開発部のチームリーダーとして各プロダクトの品質向上に携わる。2025年2月に行われたZeroboard Awards(社内表彰)でValue賞「早く、速く」を受賞。
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新しい技術に触れ、プロダクトに深く関わりたい
ー まず、前原さんのこれまでのキャリアを教えてください。
前職は日系の大手コンサルティングファームで、システム開発エンジニアとして12〜13年ほど働いていました。その間にはリーダーや管理職も経験しましたね。もともと趣味でやっていたことを仕事にしたいと思ったのが、IT業界を選んだ理由です。お客様の組織に入っていき、一緒にシステムを作っていました。プロジェクトベースでの開発だったので、アサインされたプロジェクトに合わせて会計や経費精算、金融など一から業務内容を学ぶことが多く、今振り返ると結構大変でしたね。また、数ヶ月ごとの契約なので、お客様に「合わない」と判断されれば早めに契約終了になるなど、シビアな部分もありました。プロジェクトによっては客先常駐もありましたが、コロナ前から在宅も結構多かったですね。
ー 転職のきっかけは何だったのでしょうか?
今後、自分の技術的な部分をどう伸ばしていきたいか、どういうロールを担っていきたいかを考えた時に、会社で求められるものと自分のキャリアパスが合わなくなったと感じたんです。当時は会社の管理監督者になっていて、現場に入って手を動かす機会が減っていました。AIをはじめとした、新しい技術の波が来ているのに、それに直接関われないことにエンジニアとして危機感を感じました。また、配置されるプロジェクトによってどのような技術に関われるかも変わりますし、プロジェクト単位なので同じシステムには数ヶ月から数年しか関われないこともあります。例えば、堅実さや確実さの方に比重が置かれている場合が多く、最新技術を取り入れるハードルが高いこともありました。こういった理由から、違うフィールドで知見とスキルを高めたいと思いました。
ゼロボードに転職を決めたのは、まず自社プロダクトであること。前職ではお客様側のプロダクトを作るのがメインで、企業的な判断については関わることができず、自分の意見が重視されることはあまりありませんでした。「もっと深いところから関わりたい」と思ったので、自社プロダクトを希望していました。さらにベンチャーなので新しい技術にも関われると感じました。
また、環境問題やESGという分野にも興味を持ちました。今後必要とされ続ける分野だという印象も受けましたね。実は環境問題にはもともと興味があって、家も太陽光発電にしているんです。ベンチャー企業にチャレンジしたい気持ちもあったので、このタイミングだなと入社を決めました。
スピード感より品質を重視
ー 入社後の仕事について教えてください。
2024年8月に入社しました。チームとしては、システムのパフォーマンスの課題を洗い出したり、負荷の計測、セキュリティの見直し、新規機能の企画からリリースまで幅広く担当しています。個人的には、開発本部全体のタスクマネジメント手法の刷新、日々の課題の整理と割り振りを行っています。今は「うさぎチーム」という7名体制のチームリーダーを務めています。
自分のチームだけで閉じる仕事はあまりなく、パフォーマンスの計測手法の雛形を作って各プロダクトで使ってもらったり、2週間に1回のスプリント計画でバランスを見ながらチームごとの業務を調整しています。パフォーマンステスト、進捗管理機能、各種レポート機能、OCRなどが主担当のチームですね。
ー 仕事のやりがいや、大変なことはありますか?
ゼロボードは会社として「プロダクトをデリバリーする」フェーズから「お客様にもっと安心して使っていただく」ステージに変わってきていると感じています。これまではスピードを重視する場面も多かったと思いますが、今後は新しく設定した基準をもとに、各プロダクトの品質を上げていくべきだと思っています。担保すべき品質をどう調整するか、その整備段階というところでしょうか。負荷を測る仕組みの整備を行い、これまで以上に効率的に負荷試験を実施する仕組みを導入したり、お客様が使うデータ量より多い状態でパフォーマンスを計測してデリバリーしているのも、品質担保、品質向上のためです。こうしたことに加えて新しい機能開発も必要なので、メンバーのリソース配分が難しいところですね。
やりがいを感じるのは、考えたことを形にしたり、メンバーの声を通して取り組みの効果が見えてくることですね。どういうシステムにするかを考えて、みんなで話し合い、デリバリーするのは純粋に楽しいです。もちろんお客様のご意見も気になりますし、ログを見て利用状態もチェックしています。使われ方が想定と違う場合は「こう改善しよう」とPdMに提案しています。この一連の業務にやりがいを感じています。
エンジニアとしては、利用するお客様のニーズ、「ゼロボードのサービスを使おう」と考える背景にマッチしたものを作りたいと思っています。とはいえ、すべての改善要望にただ応えるということではなく、日頃のお客様の声を通して、ゼロボードとして「どう使ってほしいか」を提案できるようなプロダクトを作りたいです。
長く使ってもらえるシステムを作るために
ー ゼロボードでエンジニアとして活躍できるのはどんな人ですか?
臆さず自分の意見を言える人だと思います。ゼロボードは声を上げればちゃんと検討される会社なので、自分で考えて動く人のほうがやりがいを感じられると思います。自分で考えて動き、それが結果に結びつけばちゃんと評価されますしね。自分の意見を持ってる人の方が推進力が違いますし、出せる成果も違ってくるでしょう。とはいえ、自分の意見を押し通すのでなく、しっかり人の意見を聞いて、良い方法を考えることができる人が合っていると思います。
開発部はチーム内で相談しつつタスクを進めています。本部単位でもコミュニケーションをとっていますし、単に「要望があったから作る」と言う受け身な姿勢ではなく、こちらから提案もしています。
システムは作って終わりではなく、作ってからのほうが長いんです。既存のプロダクトへの影響なども考えなければいけません。だからこそ、システムはとにかく品質が大事。メンバーにも「主担当となったタスクは、作るだけでなくデリバリーまで責任を持ってほしい」と伝えています。使われなければ、どれだけ良いものでも役に立たないままになってしまいます。「責任を持ってお客様に品質の高いプロダクトを提供する」、ということに共感してくれる方と一緒に働きたいですね。
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