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世界環境デーに社内発のエコ習慣を。──ZBエコweeeek実施レポート
2025年6月5日の「世界環境デー」※1 にあわせて、約2週間(6月5日〜6月20日)にわたり社員一人ひとりが環境配慮を“自分ごと”として考えるきっかけとなるよう、社内イベント「ZBエコweeeek」を実施しました。
期間中は、Slack上で「#わたしのエコ習慣」をテーマに投稿を募ったほか、使われずに自宅で眠っている文房具や備品を社内で共有する“ちょっとした循環”にも取り組みました。
小さな行動を通じて、「サステナブルな行動は、特別なことではなく、日々の暮らしの延長にある」と感じられるような機会をつくろうと考えました。
きっかけは「特別じゃない、いつもの行動から」
ゼロボードは、GHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化ソリューションを提供する企業として、事業を通じて環境課題に取り組んでいます。同時に、働く社員一人ひとりの意識や行動にもサステナブルな視点が自然と根づくことを大切にしています。
ZBエコweeeekは、「特別なことをしなくても、日々の暮らしの中にエコはある」と気づけるきっかけの場として企画しました。
たとえばマイバッグを持ち歩く、運動も兼ねて階段を使う──そんな“いつもの行動”に、「これもエコなんだ」と気づくことで、環境への意識はより自然に、身近に広がっていくと考えています。
この取り組みが、そんな未来につながる第一歩となることを目指しました。
Slackに集まった「#わたしのエコ習慣」
ZBエコweeek期間中、Slackには日常のエコ習慣やちょっとした工夫を紹介する投稿が次々と寄せられました。
「水出しコーヒー作って、タンブラーで持参してます」という1コマや、「Slackの投稿を見て、“これいいな”と思ったアイデアがいくつかありました」といったコメントからは、社員同士が刺激し合いながら楽しんでいる様子が伝わってきました。
また、「リアクションがつくの、ちょっとうれしい」という声もあり、ちょっとした共感の反応が日々の行動のモチベーションにつながっていました。
投稿されたエコ習慣の一部をご紹介します:
マイボトルを持ち歩く
エコバッグを活用してレジ袋を削減
フリマアプリやPolletで不要なモノを循環
離席時に小まめに照明をオフ
節水シャワーヘッドで水を節約
豆腐や旬の国産野菜など、環境に配慮した食材を選ぶ
Kindleでの読書に切り替え
家庭用コンポストで生ゴミを減らす
割れた器を金継ぎで再び使えるように(←上級者の取り組み!)
日々の暮らしに取り入れやすい工夫から、少し手間をかけたアクションまで、さまざまな“エコ習慣”がシェアされました。
眠っていたモノが、次の誰かへ。「お眠り備品」の回収と再利用
Slackでの投稿と並行して、自宅で眠っている文房具や備品を社内で再利用する「お眠り備品」回収も実施しました。
対象は、文房具やカトラリー類など日用品。社員が自発的に持ち寄ったアイテムは、必要な人が自由に使えるよう、今後仕分けを行いオフィス内の備品棚を整えていく予定です。
今回集まったのは、ペンやクリアファイル、本、ポータブルキーボードなど、まだ使えるけれど眠っていたアイテムたち。
「使っていないけど、まだ使える」モノを、気軽に次の人へ。
“ちょっとした循環”を、会社という場でさりげなく形にしてみる取り組みとなりました。
メルカリやリサイクルショップなど、モノを手放す手段が多様化する中で、あえて社内で回収・共有することで、モノが循環するだけでなく、 「誰かのために持ってくる」「誰かが使ってくれている」という、ささやかなつながりも生まれます。
そうした行き来が少しずつ重なって、モノも、人の思いも、大切にされる場所になっていけたら。──そんな思いも込められています。
小さな行動の積み重ねが、未来をつくる
ZBエコweeeekを通じて、日常の中にあるサステナブルな視点や行動の種が、少しずつ共有され、広がっていきました。
それは「何かを変えよう」と力むのではなく、「今あるものの見方を少し変えてみる」という、ささやかだけれど確かな変化です。
私たちは、そんな変化の積み重ねこそが、未来を動かす力になると信じています。
ゼロボードは、これからも、そうした一人ひとりの気づきやアクションが自然と芽を出し、つながっていくような土壌を、組織として大切に育てていきます。
事業と働く人の日常、その両面から、脱炭素社会の実現に向けてこれからも歩みを進めていきます。
※1 参考:World Environment Day(https://www.worldenvironmentday.global/)/The United Nations Environment Programme (UNEP)