1. トップ
  2. お知らせ
  3. CULTURE
  4. メンバーインタビュー|プロダクトマネージャー 藤川武「プロダクトを通して、社会の判断軸に『環境影響という観点』が加わる世界を実現したい」

CULTURE

メンバーインタビュー|プロダクトマネージャー 藤川武「プロダクトを通して、社会の判断軸に『環境影響という観点』が加わる世界を実現したい」













藤川 武(Fujikawa Takeshi)
開発本部 プロダクト部

関西大学卒業後、2017年に新卒で人材派遣・人材紹介企業へ入社。 介護領域の子会社で介護資格スクール事業の立上げ、新規事業企画を担当。2023年にゼロボードに入社。現在はZeroboard CFPのプロダクトマネージャーとして活躍。

・・・

いつかは環境に関わる仕事がしたかった

ー まず、これまでのキャリアについて教えてください。

大学卒業後、新卒で人材派遣・人材紹介企業に入社し、6年ほど人材サービスやソフトウェアなどの新規事業企画・事業開発に携わっていました。ミッションは新たな事業を作ることなので、少人数のスモールチームでしたね。1年目は介護派遣事業で、新規入社者が必要な資格を取得できる仕組みを作り、その外販を企画しました。2年目はIT関連事業に携わっていたのですが、途中から所属部署内でプロダクト開発をマネジメントする人材が不足したこともあり、そちらに軸足が移っていきました。新規事業という性質上、リソースが潤沢な状態ではないため、経験の有無よりもまずはその時にやるべきことを全てやるというイメージでしたね。

開発プロジェクトをマネジメントする役割の傍ら、UIデザインの検討などプレイヤーとしての役割も担っていました。また、新規事業の事業仮説の検証や事業計画作成などのビジネス側の業務も担当していたため、今振り返ると当時からプロダクトマネジメントをしていたのかなと思います。

ー 転職のきっかけはなんだったのでしょうか?

当時担当していた事業をクローズする方針となり、改めて今後のキャリアについて検討しました。0からの立ち上げの機会をたくさん頂いた中で、次は1から10、10から100と拡大に取り組む経験をしたいと思い、次のチャレンジを探すことになりました。














ー ゼロボードのどんな点に惹かれたのですか?

私は大学時代、文学部だったのですが、環境についても学んでいました。大学のゼミが「環境哲学の観点から英語圏の文化を学ぶ」というものだったんです。キリスト教の宗教観が人々の自然観にどう影響しているか、具体的には人類の食を充実させることを目的として他の生物の尊厳を侵害してしまっていないか、「環境破壊の抑止」という大義の元で実行される、一部の環境保全団体の「急進的な行動(時に人間への攻撃を含)」は、倫理上容認されるべきなのかなどをテーマにディスカッションをしていました。それがすごく面白くて、大学院に進むか迷ったのですが、最終的に就職を選びました。でも、いずれは環境問題に対してアプローチする仕事をしたいと思っていたんです。一方で、当時は「環境問題」にアプローチする企業はソフトよりもハードが主流で、事業の性質上資金力も必要なため大企業が多かった印象でした。若くしてさまざまな経験を積み、いち早く自分自身が社会に対して提供できる価値を最大化したいという思いもあったため、チャンスを掴むことが出来れば若手でも新規事業や組織マネジメントに関わることが出来る企業を選びました。だからこそ、次の挑戦をどこにするか考えているときに初めてゼロボードに出会って、おもしろいと思いましたね。

プロダクトマネージャーとして転職するにあたっては、自分自身がそのプロダクトのミッションへ共感しているか、ドメインのコンテキストに興味が湧き没頭できるかが非常に重要だと思っていました。だからこそ自分の興味関心に沿ったプロダクトを持っているゼロボードに魅力を感じたんです。環境に関するプロダクトが広まることで、社会の判断軸の中に「環境にとってどうか」という新しい基準が生まれるはずです。それは非常に大きな変化だなと。そうなるくらいに、この取り組みが社会に広がっていくのを見たいと思いました。環境によいモノを作ることが市場の競争力になる、そんな世界を見たいと思い、入社を決めました。


競争が激化しても勝てるプロダクトをつくりたい

ー 入社後の仕事について教えてください。

Zeroboard CFPを担当しています。これは製造工程や使用している原料などを洗い出し、製品ひとつを製造するにあたって排出している温室効果ガスの量を定量化して評価するカーボンフットプリント(CFP)を算出することで、製品やサービスが地球温暖化にどれくらい影響を与えているかを測定するプロダクトです。プロダクトマネジメント業務に加えて、外部関係者も多数関わる、欧州電池規則対応というプロジェクトの管理もしています。欧州電池規則は、電気自動車などに搭載される蓄電池による環境負荷を軽減することを目的に、製品のライフサイクルを評価し、その結果の開示を求める取り決めです。これにより、日本の自動車メーカーが製造する電気自動車など蓄電池が含まれた自動車をヨーロッパに輸出するにあたって情報開示が必要になったため、国をあげてのインフラづくりをしているんです。日本の製造業サプライチェーンで利用いただけるプロダクトになるよう、日々取り組んでいます。

欧州電池規則の要件を考えると、現在のプロダクトをより進化させる必要があり、大きなアップデートが求められます。プロダクトのアイデンティティを再定義する機会でもあり、プロダクト立ち上げ時のようなおもしろさを感じています。ハードですが、やりがいがありますね。













ー 今の目標を教えてください。

CFP関連の新たなプロダクトを作り、それを会社の次の柱になるように育てていきたいです。環境関連のプロダクトも競争が激化しているので、市場で選ばれるようにしたいですね。

キャリアとしては、前職ではたくさん0→1のフェーズを経験させていただいたので、次は1→10、10→100のフェーズをキャリアとして経験できると嬉しいですね。


必要なのは、環境への興味とラストマンシップ

 ー ゼロボードではどんな人が活躍できると思いますか?

オーナーシップがある人でしょうか。プロダクトマネージャーに限りませんが、誰かの指示を待つのではなく、「最後は自分が責任を持つ」という姿勢で仕事に取り組める人が活躍できる環境です。もちろん組織における役割分担や職責がありますが、担当領域に関してはオーナーシップと責任感を持って、自ら考え、決断し、前に進められることが求められます。こうした人はゼロボードに限らず活躍できると思いますし、特にプロダクトマネージャーにおいては欠かせないものだと思います。

またゼロボードは事業ドメインが深いので、どこまで把握できているかがすべての職種の業務に影響すると感じています。だからこそ、この環境という領域にダイブインできるかどうかが重要だと思いますね。

ー 最初から環境保全などに関心が強くないと、ゼロボードでの仕事は難しいでしょうか?

必ずしもそうではありません。環境について考えることに抵抗がなければ、十分に活躍できると思います。私自身、実際に携わることで初めて本気で興味を持てることが多いと感じています。例えば、私のキャリアのスタートは介護業界に関わりましたが、関わる前から深く興味を持っていたわけではありません。でも足繁く現場に通い、そこで働くさまざまな人の声を聞くことで課題の重要性に気付いたことがありました。外から見えている世界と、実際にその業界に触れる中で感じることは往々にして違うものです。
大切なのは、環境への興味関心だけでなく、ラストマンシップを持ち、自ら課題を捉えて動けるかどうか。そうした姿勢があれば、ゼロボードのプロダクトマネージャーとして十分に活躍できると思います。

・・・

私たちは新たに「サステナビリティ経営で社会の可能性をひらく」というミッションを掲げ、今後も企業の脱炭素化の取り組みを下支えするとともに、その取り組みを事業機会に変えていけるよう全力を尽くしていきます。

ゼロボードでは随時採用中です。ご興味をお持ちいただけましたら、採用ページからお問い合わせください。お待ちしています!